1.5次会と披露宴の違い☆料理スタイルから費用、手土産まで

1.5次会と披露宴の違い☆料理スタイルから費用、手土産まで | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2020.7.13th.

最近人気の1.5次会、披露宴とは何が違うのでしょうか。

披露宴は格式のあるお祝いで、新郎新婦側もゲストもそれ相応のドレスコードやマナー、費用負担をして行うものです。

1.5次会の多くは会費制で行われ、雰囲気もカジュアル、新郎新婦もゲストも費用負担を抑えられる、自由な内容のパーティーです。

挙式に料理スタイル、費用、手土産までそれぞれの違いをおさらいしましょう♪

1.5次会と披露宴の違いは自由度

披露宴のおさらい

そもそも披露宴とは、結婚の報告を兼ねて新郎新婦が宴席を設け、身内や親戚、職場関係者や友人など多くの招待客をおもてなしする、という場です。

幸せのお裾わけと感謝の気持ちを込めて、引き出物と引き菓子を招待客へ贈呈します。

かわりに招待された側は、お祝いとしてご祝儀を包んで持参します。

披露宴の内容や引き出物、引き菓子やご祝儀相場など、それぞれの地方独特の慣習が多くあるのが披露宴です。

1.5次会ってどんなパーティー?

1.5次会は、披露宴と二次会の中間、つまり両方の特徴をもつパーティーのことです。

披露宴ほどフォーマルではなく、二次会ほどカジュアル過ぎないウェディングパーティーというとわかりやすいでしょう。

パーティーの内容や流れに決まった形式はなく、おふたりのお好きなスタイルで催せるのが魅力で、最近人気のウェディングスタイルです☆

場所も結婚式場やホテルに限らず「レストラン」が人気で、「カフェ」を選ぶカップルもいます。

ご祝儀制と会費制のどちらの1.5次会もありますが、約6割ほどが会費制(※)を選んでいます。(※みんなのウェディング調べ)

1.5次会の場合、挙式はどうするの?

1.5次会をひらくカップルで多いのは国内や海外のリゾートで挙式を行い、国内でお披露目の1.5次会をひらくというパターン。

つまり、挙式を別で教会式、神前式、人前式のどれかのタイプで行い、1.5次会を披露宴の代わりに催します。

人前式は宗教や形式、場所にとらわれず、参列者全員が結婚の証人になるという式のため、挙式を別で行わず、1.5次会のなかで「人前式」を挙げるのも素敵です♪

1.5次会の料理スタイル

披露宴の会場と料理スタイル

披露宴は多くが結婚式場ホテルで催され、料理スタイルもフォーマルな「コース料理」、つまりフレンチが多いものです。イタリアンの場合もあります。

その他にも、日本料理、中華料理折衷料理などもあって、招待するゲストにあわせた料理が選べます。

ゲストへの印象を一番左右するのが料理なので、味や見た目、品数など一生に一度の晴れ舞台のおもてなしとして、豪華な婚礼料理が振る舞われます。

会費制1.5次会の料理スタイル

会費制の1.5次会の場合、ビュッフェスタイル(立食/着席)コース料理などとても自由です。

立食でのビュッフェスタイルは、1万円未満の会費の際に選ばれることが多く、先輩カップルの例では、1万円の会費の場合にビュッフェを選ぶなら着席、またはデザートビュッフェを付けたりするようです。

また、1万5千円の会費では、コース料理にシャンパン付きといったランクをあげた内容にして、会費と料理内容のバランスをとっているようです。

ゲストの印象を左右するのが料理、というのは披露宴も1.5次会も変わらない、と心得てゲストの満足を目指しましょう♪

ゲスト層に配慮して料理スタイルを決める

1.5次会の料理スタイルは自由とはいえ、会費と料理内容のバランスはとても大切です。

そして、もう一つ大切なポイントがゲスト構成に配慮したスタイルか、です。同年代の友人が多い場合では、立食のビュッフェでも問題ありませんが、親戚のゲストが多い場合や高齢の出席者もいらっしゃる場合にはやはり着席で、料理もサーブされるコース料理に決める必要があります。

ゲストへの気遣いを忘れずに、よく検討しましょう♪

ゲストへの手土産の違い

披露宴の際に、ゲストへお礼、記念品として「引き出物」が贈られます。そして引き出物と一緒に、縁起物の引き菓子(1000円や1500円程度)もあわせて贈られます。

引き出物として食器類は定番ですが、おふたりの個性を出したお品を揃えたり、また最近ではカタログ式ギフトも多いですよね。

引き出物や引き菓子には、地域での慣習もあったり、ゲストによって(親族か友人かなどのご祝儀予想によって)品物や品数を変えることもあります。

1.5次会では引き出物はなく、ゲストのお見送りの時に、おふたりからプチギフトが手渡しされます。プチギフトは300円や500円程度が目安で、お菓子や雑貨などをおしゃれに手のひらサイズにラッピングして、メッセージを付けたりとおふたりの個性と気持ちがこもった幸せのお裾わけです。

ちなみに、披露宴でもプチギフトは今や定番と言えます♪

1.5次会と披露宴の流れは?

披露宴の一般的な流れといえば、新郎新婦の入場→プロフィール紹介→ウェディングケーキ入刀→祝辞、乾杯→歓談(食事)→退場(お色直し)→再入場→テーブル回り→余興→花嫁の手紙→両親への記念品贈呈→新郎謝辞→退場→お見送りとなり、2時間半から3時間ほどかかります。

1.5次会の場合は、流れに決まった形はありませんが、先輩カップルの多くは披露宴や二次会の一般的な流れを参考に、時間が2時間だったり、お色直しをするorしない、などを考慮してプログラムを組み立てています。

1.5次会はとにかく自由なので、アイディアや工夫のしがいがあるのも魅力ですね。

1.5次会と披露宴、費用の違い

披露宴にかかる費用

結婚式・披露宴の費用は全国平均で約355万円、平均の招待人数は約70人です。(ゼクシィ 結婚トレンド調査2017より)

そのうち挙式と別撮りのスタジオフォトがあわせて約50万円ほど含まれているので、披露宴自体にかかるのは約300万円程度ですね。

料理・飲物、装花、引き出物・引き菓子、衣装、アルバム製本やビデオ・DVD費用などがその内訳です。

招待人数が多く、アイテムをしっかり整えると総額が高くなるもの。

そして、披露宴の費用は会場によって大きく左右され、施設はもちろんですが、ホテルでは何人ものスタッフが質の高いおもてなしをするのでサービス料が高くなりますし、貸切のゲストハウスでは会場使用料が高くなります。

地域差も大きく、大都市圏や東日本では相場が高く、北海道や西日本では低くなるのも披露宴の費用の特徴です。

1.5次会にかかる費用

1.5次会の7割近くが会費制で、そのうち6割が会費を1万円未満に設定しています。

1.5次会の場合は、料理や飲み物、プチギフトなどの実費相当を会費として設定し、衣装や会場代などその他の費用を自己負担する、とするカップルが多くみられます。

会費×人数で集まる総額がはっきりしているため、お金の準備もしやすく、自己負担金が50万円未満というカップルが約4割です。(※みんなのウェディング調べ)

おふたりの費用負担がリーズナブルなところも、1.5次会人気を後押ししています。

披露宴は昔からの格式や慣例での「お祝い」で新郎新婦側もゲストも負担が大きいですが、その分盛大なお祝いというムードに満ちて、イベントとしての重みもその良さの一つ。

1.5次会はカジュアルに、お披露目パーティーといった雰囲気で楽しめるところが人気!

スタイルは違いますが、どちらも「おもてなし」の気持ちに違いはないもの。

おふたりが招きたいゲスト構成を考えて、どちらを選んでも「おもてなし」の心が伝わり思い出に残るウェディングを目指しましょう☆