婚活方法がバレるのが怖い!? 結婚式の馴れ初め…どう乗り切る?

婚活方法がバレるのが怖い!? 結婚式の馴れ初め…どう乗り切る? | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2018.6.21st.

馴れ初めってとってもプライベートな事ですよね。結婚式といえば二人の馴れ初めが話題にあがりますが、他人に話したくないカップルもいるのではないでしょうか。とくに、婚活方法が多様化した今、「馴れ初めを結婚式で話そうかどうか」悩む人は増えているようです。ここでは、婚活方法をバレないようにするための結婚式での馴れ初めの扱い方をご紹介していきましょう。

オブラート表現を利用すれば怖くない!

結婚式での馴れ初め。実はありのままを話すことってそんなに多くありません。どんな結婚式でもオブラートに包んだ表現を利用するのが定番となっています。実際は合コンで出会っていても、結婚式では「合コン」とは決して言わないのです。どんな風に表現が変わっていくのか、見ていきましょう!

合コンで出会ったカップル

合コンに参加したことのある人は少なくないと思います。そのため、これまで合コンで出会って結婚したカップルもたくさんいるはずです。しかし、この場合、たいていは「お二人は共通のお食事会/ご友人との食事会で出会い〜」などと言いかえられてしまいます。

確かに、合コンってお食事会と言い換えられますよね。中には、「ささやかなパーティー」などと言い換えてくれることもあるみたいです。合コンが出会いのきっかけという場合、新郎新婦自身は正直に話したくても、両親が合コンという表現を嫌がるというケースも少なくありません。

婚活サイトで出会ったカップル

最近は婚活サイトで出会って結婚するカップルが増えています。でも、世間ではまだまだ「出会い系でしょ?」といった認識も多く、なかなか公に「婚活サイトで出会いました!」とは言いにくい状況です。

この場合、オブラート表現をすると「共通の趣味を通じて/趣味のサークル活動で出会い〜」といった表現に変わります。なるほど。趣味って都合のいい良い方ですよね! 聞いている方も「そうなんだ、どんな趣味だろう?」と、考えてしまうことでしょう。

お見合いパーティーで婚活したカップル

お見合いパーティーや婚活パーティー、街コン等も最近の婚活の定番です。この場合は「共通のイベントで出会い〜」などと言いかえられます。確かに、お見合いパーティーはイベントですよね。

ただ、イベントという響きが不自然な場合は、「ご友人の紹介で」という馴れ初めになることも…。確かに、イベントに参加しそうにない内向的な性格だったりすると、友人の紹介としたほうが自然に思えます。

結婚相談所で婚活したカップル

以前よりは、結婚相談所のイメージも変わってきているような気がします。しかし、大勢のゲストを呼ぶ結婚式。どんな反応をされるか心配なら、オブラート表現を用いるのもいいですよね。この場合も「共通の趣味で/共通の知り合いが〜」などと当たり障りのない表現に置き換えます。

ナンパで出会ったカップル

ナンパは感じて書けば「軟派」ですから、やっぱりチャラチャラした雰囲気が悪いイメージを与えてしまいます。ただ、実際2人が出会ったのがナンパなのは事実…。

ここでオブラート表現ではどうするかというと、なんと「運命の出会い」を強調するんです!

「お二人は、旅先の◯◯で偶然にも運命的な出会いを果たし〜」などと言い換えます。確かに、冷静に考えれば運命ですよね。ナンパがなかったら、今はきっとあかの他人です。

結婚式で求められる馴れ初め、そもそもは…?

馴れ初めとは

馴れ初めとは、いわゆる出会いや恋のきっかけのことを言います。「馴れる」「初める」という意味からもわかる通り、馴れ始めるきっかけという意味ですね。

例えば、同じ大学、同じ職業などの共通点があれば、「きっと、ここで出会ったんだろうな」といった想像ができます。ただ、「この二人、どこで出会ったのだろう…」というケースもありますよね。

人は他人のノロケ話は聞きたくないけれど、一旦気になったことはとことん聞きたくなってしまう生き物。結婚式では新郎新婦に話しかける機会がないことも多いので、司会から一括で説明する文化が生まれたのかもしれません。

馴れ初めを人に話したくない…どうするの?

馴れ初めを人に話したくない場合、その場合はウソをついてもOKです。ただし、全く本来の情報と違う馴れ初めは、事実を知っている親しい友人たちに違和感を与える危険性も…。オブラート表現などを参考にしながら、ギリギリ嘘にならない程度の表現にするといいでしょう。

例えば、実際の出会いは結婚式だったとしましょう。しかし、結婚式での馴れ初めでは「趣味のお料理教室で出会った」と説明したとします。もちろん、新郎新婦ともにお料理教室へ通っていたとしたら、つじつまは合うかもしれません。ただ、新郎新婦ともにお料理教室へは通っていないとしたら…。二人を知る周囲の人たちは「ん?」と、違和感を感じてしまうはずです。

馴れ初めでウソをつく場合は、不自然でないウソにするのが鉄則といえます。

話さないのも不自然な馴れ初め

ウソをつくくらいなら、そもそも話さなければいいんじゃないか…。そう思った人もいるかもしれません。しかし、馴れ初めは誰もが気になることなので、話さなければ「話せないような馴れ初めなのではないか…」と、変な憶測を生む原因になってしまいます。やはり、馴れ初めはどんなに話したくなくても話しておいた方が無難でしょう。

また、実際に馴れ初めを紹介するのは司会者の人です。司会者のセリフは、たいていウェディングプランナーの方や、司会者本人が考えます。誤った紹介をされないように、プランナーや司会者には事実を伝えておき、整合性の取れる馴れ初めエピソードを考えておいてもらいましょう。

馴れ初めのマナー&注意点

露骨過ぎるのも問題!

馴れ初めは、事細かに話したからと言っていいわけではありません。フォーマルな場なので、ある程度の品性は保って伝えるようにする必要があるのです。プランナーの人と相談しながら、客観的に内容を決めるようにしましょう。

また、2人の出会いをムービーなどにして上演するカップルも中にはいるようですが、ゲストにとってみるとただの「のろけ」にしか感じられません。楽しく笑えるような演出ならいいですが、そうでなければサラリと触れるくらいが理想です。

家族の立場になるのも大切

新郎新婦の世代であればOKなことも、年代が違うとNGなこともあります。例えば、婚前旅行などは見落としがちな項目です。

馴れ初めを話したあとは、どんなデートを重ねてきたかなどを説明することがあるのですが、旅行先が明らかに日帰りではいけない場所だったりすると、「宿泊旅行だったんだ」と、周囲に気づかれてしまったりするのです。

親としては、分かってはいても、婚前旅行などの事実は公にはしてほしくないもの…。その親心には配慮するのが、最低限のマナーでしょう。

また、親世代はさらにその上の世代の目を気にしていることもあるので、誰に話す馴れ初めなのかは考えたほうがいいでしょう。

年代によって違う婚活・出会い方も知っておこう

60代・・・

恋愛結婚もあるが、現在よりはお見合いも多かった時代です。お見合いと言っても親戚や会社の同僚などからの紹介が多かったので、結婚相談所などでお金をかけて婚活するという考えはなじみません。婚活パーティーと言われたところでピンとこない人もいるくらい、現代の婚活事情に詳しくない人も…。オブラート表現を使った馴れ初めならいいですが、もし、具体的に話したとしても「なに、それ?」と言われる可能性も高いです。

40〜50代・・・

恋愛結婚が一般的になってきた時代です。しかし、まだまだお金を払って出会いを求めることには抵抗がある世代でしょう。自分の子供から現状を聞いている場合は、今の婚活事情に詳しい可能性もありますが、それも少数派ではないでしょうか。40代など、比較的若い世代では合コンや結婚パーティー等の経験者も増えてくるので、20〜30代の婚活事情にもだいぶ理解があるかもしれません。

20〜30代・・・

婚活パーティーへの参加も珍しくない世代です。街コンなど、友達と遊びに行くような気分で婚活に参加したこともあるでしょう。また、友達同士の話には出なくても、ネット婚活を利用している人はかなり増えてきています。ただ、20代の序盤に結婚した30代のカップルなどは、最新の婚活事情には疎いケースも。学生から付き合っていて、そのまま結婚してしまった既婚者の場合だと、ネット婚活などの情報には疎いでしょう。

親しい友人にはどう話す? 内輪での馴れ初め

親しい友人には本当の馴れ初めを話してもOK

婚活サイトで出会ったなどの事実は、どうしても他人に話にくいものです。中には、カップルで架空の馴れ初めエピソードを作って、つじつまを合わせるというケースもあります。

ただ、「この人には正直に話しておきたい」と思えれば、事実を話してもいいでしょう。しかし、その場合も「他の人には違う馴れ初めで説明している」などと、事情を話して口止めしておくことが必要になります。どこかでバレてしまうと、それがあらぬ噂になることもあるので注意してください。

永遠の秘密も悪くない

親や友人などには本当のことを話したい人もいるかもしれません。しかし、「自然に出会って恋愛し、結婚する」という方程式を当たり前に思っている人たちにとっては、受け入れがたいこともあります。

オープンに話せる関係ならいいですが、そうでないなら、永遠の秘密にしておくのも優しさです。新郎新婦二人だけの秘密にして、一生公にしないのも素敵ではないでしょうか。日本には「正直=いいこと、ウソ・秘密=悪いこと」と教わる文化風習があります。しかし、何から何まで話す必要はないのです。

困ったらプランナーさんに相談を!

さまざまな婚活法がありますが、すべての列席者にその婚活法が一般的かどうかはわかりません。基本的には露骨に馴れ初めを話すことはなく、オブラートに包んだ表現をするのが一般的です。もし、秘密にしたいな、露骨には言ってほしくないなと思うのであれば、プランナーの人に相談しながら馴れ初めのセリフを考えていくといいでしょう。