結婚式二次会の服装にもマナーがある!【男女別】抑えておきたいポイント!

結婚式二次会の服装にもマナーがある!【男女別】抑えておきたいポイント! | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2016.10.15th.

結婚式よりも、二次会に呼ばれる事って多いですよね。
二次会は新郎新婦によって、会の雰囲気が大きく違ってきます。
そのため、どんな服装で行けば良いのかちょっと迷ってしまいますよね。
特に最近では、型にはまらない自由な雰囲気の二次会が多いため服装も「自由スタイルでいらして下さい!」なんていう場合もあります。
こんな時自由スタイルとは言っても、ある程度のマナーがあります。
知られざる、二次会の服装マナーをご紹介していきます!

結婚式の二次会はカジュアルスタイルでOK?!

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結婚式に出席する時は、フォーマルやセミフォーマルスタイルで出席する事が多いですよね。
では、二次会はどうでしょうか。
二次会の開催場所や新郎新婦の意向によってもかなり異なってきますが、基本的には二次会もセミフォーマルで出席するのが基本です。
「カジュアルな服装でお越し下さい!」と招待状に書いてあったとしても、どんな服装でも良い訳ではありません。
では「フォーマル」「セミフォーマル」「カジュアル」な服装とは、どんなものを指すのでしょうか。

 

フォーマル

フォーマルとは、冠婚葬祭にふさわしい礼服・喪服の事を指します。
喪服であるブラックフォーマルと礼服であるカラーフォーマルがありますが、ここでは礼服のカラーフォーマルについてご紹介します。
礼服のフォーマルには、「正礼装」「準礼装」「略礼装」といったランクがあります。
この中でも正礼装を「モストフォーマル」と呼びますが、これを一般的には「フォーマル」と呼ぶ事が多いですね。
カラーフォーマルは、格式の高い結婚式や式典、パーティー等で着用します。
また時間帯によって服装を変えるのが、正式なフォーマルの着方なのです。

カラーフォーマルの正式な服装は、昼と夜の時間帯で分かれています。
昼は男性がモーニングコート、女性がアフタヌーンドレス。
夜は男性がテールコート、女性はイブニングドレスを着用します。
では、一般的に出番の多い「セミフォーマル」「カジュアル」はどうでしょうか。

セミフォーマル

「準礼装」に当たるセミフォーマルは、一般的な結婚式や二次会、パーティーで着用します。
基本的に結婚式でのお呼ばれの場合には、このセミフォーマルを着用する事が多いですね。

セミフォーマルの正式な服装も、時間帯で分かれています。
昼は男性がディレクターズスーツ、女性がセミアフタヌーンドレス。
夜は男性がディレクターズスーツ、女性がカクテルドレスを着用します。

カジュアル

カジュアルスタイルも、こうしたお祝いの場では「略礼装」に当たります。
「インフォーマル」と呼ばれており、二次会やカジュアルなパーティーで着用します。

インフォーマルの場合には、時間帯で服装が変わる事はありません。
男性がブラックスーツ、女性がインフォーマルを着用します。

TPOに合わせた服装をする!

この様に、お祝いの席での服装にも種類があります。
それぞれの場所や雰囲気、時間帯に合わせた服装を心がけましょう。
中でも結婚式の二次会へ出向く場合には、セミフォーマルとインフォーマルが一番出番が多いですね。
そんなセミフォーマルとインフォーマルについて、下記で詳しく見ていきましょう。

男性ゲストの服装マナー!

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まずは、男性ゲストの服装マナーを見てみましょう。
男性のセミフォーマル・インフォーマルには「ディレクターズスーツ」「ブラックスーツ」の2つがあります。
服装と共に、髪は必ず整えてセットしていきます。

ディレクターズスーツ

ディレクターズスーツはブラックスーツのスラックスを変える事で、1ランク格式が上がる服装です。

・黒のジャケット
・白無地のワイシャツ
・シルバーグレーのネクタイ
・グレーのベスト
・縦縞のコールスラックス
・黒のストレートチップの靴

ディレクターズスーツは、基本的には結婚式の主賓や新郎新婦の父親等が着用します。
ブラックスーツよりも1つランクが上の服装となり、格式の高い場所でも活躍します。
一番大きな特徴は、スラックスが黒ではない点でしょうか。
ブラックスーツよりも、おしゃれに見える服装でもありそうです。

ブラックスーツ

現在では、ブラックスーツがあれば冠婚葬祭はほとんどOKとなりつつあります。

・シングルもしくはダブルのジャケット
・白かパステルカラーのワイシャツ
・白やシルバーグレーのネクタイ
・黒のストレートチップかプレーントゥの靴

一見ビジネススーツと同じに見えてしまうブラックスーツですが、よく見比べると黒の濃さが違います。
冠婚葬祭時に使用する「黒」は一般的に深い黒をしており、ビジネスのシーンにおいては浮いてしまうスーツとなります。
一年に何度も着用する機会のないブラックスーツですが、一着あると重宝しますね。

 

女性ゲストの服装マナー!

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次に、女性ゲストの服装マナーをご紹介します。
女性のセミフォーマル・インフォーマルには「セミアフタヌーンドレス」「カクテルドレス」「インフォーマル」の3つがあります。
髪型は、アップスタイルが基本です。

セミアフタヌーンドレス

セミアフタヌーンドレスには、下記の特徴があります。

・袖があるもの。もしくはボレロを着て肩を隠す
・素材は、光沢のない落ち着いた色のもの
・デザインは、柄や飾りがあってもOK
・スカートは膝丈か、ふくらはぎ位までの長さ
・アクセサリーは光沢のないもの(パールなど)

セミアフタヌーンドレスは、基本的に上品で落ち着きのあるデザインを選びます。
またなるべく露出を押さえたデザインで、スカート丈も長めです。
肩が出てしまう場合には、ショールやボレロを使用して肩を隠す様にしていきましょう。

カクテルドレス

カクテルドレスは、基本的にイブニングドレスの丈を短くしたものと言われています。
その特徴は、下記のものが挙げられます。

・袖はなくてもOK
・サテンやラメ等毛皮素材以外であればOK
・デザインがあってもOK
・スカート丈は、引きずらなければOK
・アクセサリーは、光沢のあるもの

現在の結婚式の多くは、セミアフタヌーンドレスとカクテルドレスの中間位のものを使用する事が多いですね。
カクテルドレスは、セミアフタヌーンドレスよりも華やかな装いとなります。
ドレス生地にも基本的には決まりがなく、スカート丈も膝丈程で大丈夫です。

インフォーマル

インフォーマルは、いつもよりも少しおしゃれをした服装と言えます。

・ワンピースやツーピース
・デザインにも決まりはない
・アクセサリーは、落ち着いたもの

インフォーマルのおいては、普段来ているワンピースを少しおしゃれに着こなすイメージです。
しかしどちらかと言うと、やはり落ち着ついた印象のワンピースの方が良さそうです。
デザインもあまり奇抜すぎないものの方が、安心して着用できそうです。

 

二次会の服装でNGなものは?!

二次会ではあっても、守るべき服装マナーはあります。
正式な服装を見てきたところで、次は気を付けたいNGポイントを見ていきましょう。

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結婚式においても二次会においても、白は新婦の色です。
白のドレスや白に見えてしまいそうな薄いピンク、ベージュのドレスは避けましょう。

黒過ぎるドレス

黒は大人っぽさを演出してくれるので、ドレスでも人気の色ですよね。
しかしあまりにも黒すぎたり、黒の無地でシンプルすぎるドレスは喪服を連想させてしまうためNGです。
お祝いの席なので、華やかに演出できる色を選んでいきましょう。

アニマル素材

殺生を連想させてしまうアニマル素材は、ドレスもバッグも靴も小物でもNGです。
ファーやクロコダイル地等はおしゃれに見えますが、避けていきましょう。

アニマル柄

素材と同様に、殺生をイメージさせてしまうのでアニマル柄もNGです。
ヒョウ柄等は大変人気ではありますが、お祝いの会では避けた方が無難です。
しかしヒョウ柄のドレスを着る新婦もいますので、今はそんなに気にしない方も多くなってきている様です。

お花のヘアアクセサリー

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「白」と同様に、お花のアクセサリーは新婦だけが身に付けられるものです。
造花であっても、お花のヘアアクセサリーは避けましょう。
またカジュアルすぎるヘアアクセサリーも避け、上品で華やかなアクセサリーを選びましょう。
ちなみにヘアアクセサリーやピアス、ネックレスといったアクセサリーをしないのはNGで、身に付けるのがマナーです。

黒ストッキング

黒ストッキングは、悲しみの場を連想させるので避けましょう。
必ずナチュラルストッキングを履いて、上品な足元を演出します。
素足はマナー違反となるので、気を付けて下さいね!

オープントゥ

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パンプスは、つま先まで隠れているプレーンなものを履きます。
つま先が見えているオープントゥは、正式なマナーではNGです。
しかしこちらも最近では寛容になってきているので、OKな場も多い様です。

ウェッジソール

大変歩きやすい上に足が長く見えるウェッジソールですが、マナー上はNGです。
オープントゥ同様にそこまで厳しくはありませんが、ウェッジソールはカジュアルに見えてしまいます。
太めのヒール靴もあるので、出来ればそちらを選んでいきましょう。

ヒールのない靴

妊娠中以外は、ヒールのない靴はNGとされています。
これに関してもそこまで厳しいNGではなくなってきていますが、基本的には3cm以上のヒールを履きます。
ヒールが苦手な人も、3cm程の低めヒール靴を常備しておくと良さそうです。

ドレスコードなしって言われたらどんな恰好をすれば良い?!

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最近よく見かけるのが、「平服でお越し下さい」や「カジュアルスタイルでお越し下さい」「ドレスコートはありません」といった招待状です。
カジュアルやアットホームスタイルが人気となっている昨今なので、これは必然と言えるのかもしれませんね。
しかしこの様な場合、本当に普段の服で出向いても良いのでしょうか?

この場合の「平服」や「カジュアル」は、「正礼服・準礼服でなくても構いません」という意味にまります。
決して、「普段着で大丈夫です」という意味ではないので注意しましょう。
また「ドレスコードがない」とは言っても、二次会もお祝いの席です。
この場合も、「正礼服・準礼服以外の服装」と心得て良いでしょう。
しかし華やかな二次会に出席する訳ですから、やはりそれなりに華やかな恰好をする方が喜ばれます。
女性も男性も、セミフォーマルかインフォーマルを着用していくと間違いはありません。
また男性に関しては、ダークスーツでもOKです。

但しどんなにおしゃれでも、ジーンズの着用はNGです。
デニム生地は普段着と位置付けられているため、なるべく避けていきます。
また女性は、パンツスタイルは避けてドレスを選んだ方が良いでしょう。
特にパンツスーツは、仕事のイメージが強いのであまり良くありません。
現在ではおしゃれなパンツドレスもあるので、その様なデザインのものであればOKかもしれませんね。

最後に髪型も、男女共にセットしていない髪はNGです。
女性はアップスタイルでなくてもOKではありますが、必ずセットする様にしましょう。
特にストレートでおろすヘアスタイルの場合には、セットしていない様に見られがちです。
出来ればストレートは避け、ハーフアップや巻き髪にする様にすると良いでしょう。

どんな二次会でも、お祝いにふさわしい恰好を!

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いかがでしたでしょうか?
二次会は結婚式に比べて「あまり厳しくない」というイメージが強いものですが、それでもやはりお祝いのめでたい席なのです。
どんなに「平服でお越し下さい」と言われても、それは「正礼服である必要はありません」という意味である事を忘れずにいきましょう。
また最近ではレストランでの二次会や、アットホームな二次会が大変増えてきています。
それに伴い、「マナー」にも多少変化が出始めています。
「型にはまらないパーティー」を求める新郎新婦も多く、マナーに関してそこまで重視しない様になってきているのです。
しかし、最低限のマナーは必ず必要となります。
二次会も新郎新婦の新しい門出を祝う、人生でも指折りの行事だからです。
また最低限のマナーを守らないと、ゲストであっても恥をかいてしまう事もあります。
そしてマナーに乗っ取った服装をしていても、手入れを怠っているドレスやスーツは絶対にNGです。
そうしたマナーを守った上で、二次会の場所や新郎新婦の意向に合わせた服装を選ぶと良いでしょう。
友人の大切なお祝いの日を、しっかりとした服装で心から祝ってあげる様にしていきましょう!